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甲賀市についてあれこれ思うことを書いている個人のブログです。

自治振興会という税金の受け皿を問い直す

字から自治振興会の会議に参加した。
その場に出て感じたのは、率直に言って、自治振興会という仕組みが本当に必要なのかという疑問である。地域には、すでに字や区がある。これらは住民に一番近い場所で、地域行事など、日々の暮らしに関わる役割を担っている。
特に実際に地域で動いているのは字の上にある区であり、住民から見ても、困りごとや地域の課題を相談する相手は、まず区である。

そのような中で、自治振興会の会議に参加してみると、区でできること、区がすでに担っていること、区と重なることが多いように感じた。
もちろん、自治振興会にも制度上の目的や役割はあるのだろう。市としては、広域的な地域活動や各種団体との連携、まちづくりの調整役として位置づけているのかもしれない。
しかし、実際に会議に参加した一人としては、それが住民にとってどれほど見えているのか、どれほど必要とされているのか、疑問を持たざるを得なかった。
区がある。
地域で実際に動いている人たちがいる。
それにもかかわらず、さらに自治振興会という組織を置き、会議を重ね、交付金を投入し、事務を増やしている。
それは本当に住民のためになっているのか。
それとも、制度を維持するための制度になっていないか。
私が自治振興会の会議に参加して感じた違和感は、まさにここにある。
本来、私が話したいのは、こうした組織の形の話ではない。
もっと切実なことがある。
それは、どんどん人口が減っていく字の話である。
高齢化が進み、担い手が減り、区の役員を受ける人も少なくなっている。行事を続けることも、草刈りや環境整備を続けることも、地域の見守りを続けることも、年々難しくなっている。
本当に議論すべきなのは、自治振興会という組織をどう守るかではない。
人口が減っていく字を、これからどう支えるのかである。
地域自治に必要なのは、組織の数を増やすことではない。住民に近いところで、分かりやすく、責任を持って動ける仕組みを作ることである。
区が地域の基礎単位として機能しているのであれば、行政はまず区を支えるべきである。
自治振興会を維持するのであれば、市は、区ではできない役割とは何か、自治振興会でなければならない理由は何か、そこに税金を投入する意味は何かを、市民に分かる言葉で説明する必要がある。
私は、自治振興会の会議に区から参加したからこそ、感じた。
この仕組みは、本当に必要なのか。
区があるのに、自治振興会は必要なのか。
そして、自治振興会の会議で本当に話すべきことは何なのか。
人口が減っていく字をどう守るのか。
担い手がいなくなっていく地域をどう支えるのか。
その問いこそ、いま改めて市に投げかけたい。

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