忍者ブログ

甲賀忍者ブログ

甲賀市についてあれこれ思うことを書いている個人のブログです。

隈研吾の建物は、土山町民の暮らしを変えるのか

道の駅「あいの土山」が建て替えられ、有名建築家である隈研吾氏の設計による施設として注目を集めている。
もちろん、建築としての価値や話題性を否定するものではない。国道1号沿いにあり、甲賀市や土山町を外へ発信する拠点として、一定の効果はあるのだろう。
しかし、ここで考えなければならないのは、町民にとっての意味である。

有名建築家が設計したからといって、それだけで土山町民の暮らしが良くなるわけではない。建物が新しくなったからといって、高齢者の移動が楽になるわけでも、地域の買い物環境が改善されるわけでも、若い世代が土山に住み続けられるわけでもない。
問うべきは、誰のための建て替えだったのか、ということである。
観光客のためなのか。
国道を通る車のためなのか。
市外へ向けた甲賀市の見栄えのためなのか。
それとも、本当に土山町民のためなのか。
道の駅は、単なる観光施設ではないはずである。地域産品を売る場所であり、地域の人が集まる場所であり、災害時には拠点にもなり得る場所である。だからこそ、建物のデザイン以上に、その施設が地域住民にどれだけ使われ、どれだけ地域経済に還元され、どれだけ土山町の暮らしを支えるのかが問われなければならない。
土山町は、人口が少ない地域である。
しかし、人口が少ないからこそ、地域を維持するための投資は慎重でなければならない。
見た目の立派さではなく、生活への実効性が必要である。
有名建築家の名前は、外から人を呼ぶ力にはなるかもしれない。
しかし、土山町民にとって本当に必要なのは、名前ではなく中身である。
税金を使って建て替えた以上、甲賀市は説明すべきである。
箱物行政が生んだこの道の駅は、土山町民の暮らしに何を返すのか。
地域の雇用を生むのか。
地域産品の販路を広げるのか。
高齢者や子育て世代にとって使いやすい場所になるのか。
災害時に地域を守る拠点になるのか。
土山町の将来にどうつながるのか。
建築家の名前で評価するのではなく、町民の暮らしに返ってくる効果で評価すべきである。
道の駅「あいの土山」の建て替えは、完成して終わりではない。
むしろ、完成してからが本当の評価である。
土山町民にとって意味のある施設になっているのか。
そこを、これから厳しく見ていく必要がある。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

P R